ゆかいなさんぽ 3
墨一色によるユニークな造形。
動物たちの確固とした存在感。
土方氏は南洋で原住民と生活を共にしながら絵画や彫刻をし、民俗学の研究もしていた画家です。
文様で埋められたバックなど民俗芸術の影響が感じられます。同じ作者の『ぶたぶたくんのおかいもの』にも相通ずるおおどかさがあります。
絵にも文にも"迷い"や"悩み"が見当たりません。
文句なく愉快な散歩、痛快なけんかを、子どもたちといっしょに騒ぎ立てながらお楽しみください。
土方久功
1900年、東京生まれ。
東京美術学校彫刻科卒業。
1929年から海外の離島で暮らし、彫刻の制作などを行う。
1951年から個展を開催。
『おおきなかぬー』『おによりつよいおれまーい』(以上、福音館諾店)などの絵本がある。
また、民俗学の研究家としても知られている。1977年、他界。